【書評】『AWSではじめる Linux入門ガイド』はこれからAWS/Linuxを学ぶ方にお勧めの1冊でした!
AWSだけでなくLinuxも基礎からわかる本がないかな...と思っていたところでTwitterでこの本の情報を見つけました。笑
早速読んだところ入門にとてもよかったので紹介します。
本の概要
LinuxやAWSが何かというところから、AWSを通してLunuxサーバ起動・コマンド操作・スクリプト・データベース・WordPress等に触れることができるようになります。
実践面のところが多く、何事もまずは触ってみようというところが中心です。
AWSアカウントの作成等セキュリティ面をしっかり考慮した記載になっているので最初に読むのにとても良い本だと感じました。
著者
トレノケート株式会社 山下 光洋
「AWSではじめるLinux入門ガイド 」を執筆しました
目次
- 第1章 環境の概要
- 第2章 セキュアな環境を構築する
- 第3章 AWSでのLinuxサーバーを起動しよう
- 第4章 管理者としてコマンドを実行しよう
- 第5章 インストールを実行してみよう
- 第6章 ターミナルでコマンド操作してみよう
- 第7章 ファイルを操作してみよう
- 第8章 エディタを操作してみよう
- 第9章 パーミッションで権限を設定しよう
- 第10章 スクリプトを実行してみよう
- 第11章 Linuxサーバーをモニタリングしてみよう
- 第12章 Linuxのセキュリティを設定しよう
- 第13章 ネットワークについて学ぼう
- 第14章 バージョン管理もAWSで
- 第15章 コンテナ環境を作ってみよう
- 第16章 データーベースを操作してみよう
- 第17章 WordPressサーバーを構築してみよう
- 第18章 Redmineサーバーを構築してみよう
- 第19章 EC2インスタンス もっと知りたいこと
- 第20章 学習の終わりにAWSリソースを削除しよう
基礎からリソース削除まできっちり入ってます!
良かったところ
コマンドなんもわからん、状態から抜け出せる
AWSのBlack Beltや日頃の営業活動でAWSサービス概要はわかってきたものの、個人的にコマンドなんもわからん状態でした。。
本書はそれこそsudo,useradd,yumインストール,ディレクトリの操作,エディタの操作,スクリプト操作等基本動作が網羅されています。
コマンドも丁寧に書いてあるのでそれを見ながらEC2で触って学ぶを体験することができました。
セキュリティについて細かい記載がある
個人的には、初心者にとってまず一番不安なところはセキュリティと請求周りだと思っています。
MFA設定、IAMユーザー、IAMポリシー、IAMロールについてもしっかり記載があるので安心してAWSを触ることができます。
あとはCloudTrailやGuardDuty、Inspectorの利用方法も記載がありました。
初心者に優しい表現・画像も多め
専門用語についても分かりやすい説明がありました。
画面のスクリーンショットも多いのでさくさくと進めることができました。
本書の冒頭に下記の方々を想定されてるとのことで、初心者の方は安心して読めるのではないでしょうか。
- ITエンジニア職を目指す学生
- ITエンジニア職への転職を予定している社会人
- 内製化にシフトしようとしている情報システム部門
- 情報システム部に異動にあった非IT部門
本書を読んで身につくこと
この本を2~3週すれば下記は身につくかと思います。
- AWS/Linux概要の理解
- AWSアカウント作成、EC2作成、SSH/SSMログイン
- sudo,soduer,useradd,yumのinstall,パイプ、grep等
- シェル変数・環境変数・エイリアス設定等
- ディレクトリでのファイル操作、Vimでのエディタ操作、シェルスクリプトの実行等
- Cloudwatchサービスを利用したLinuxサーバのモニタリング
- CodeCommitを利用したバージョン管理
- Dockerを利用したコンテナ環境の構築
- WordPress、Redmineの構築
おまけ
勉強したいけど何から始めたらいいかわからない...という方はとりあえずこの本から始めることをお勧めします!
座学ももちろん大事ですが、経験を積むこともとても大事だと思います。
またAWSの割引やサポートを受けたい、、という方がいましたら
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ではまた!AWS営業部の洲崎でした。